心房細動 ~その2~
心房細動
2023-7-31 14:15 JST

心房細動になってから20日くらい経ちました。普通に生活できるし、運動も出来る。

無理やりテニス

最初の1週間は何をするのもきつかったけど、1週間立つとだいぶ楽になった。そこで、1週間後に無理やりテニスの試合をしてみた。7/18 の千葉の温度は日中 36.8 度。この日、特別暑い日だったんだよね。

10:30 位から初めて 12:00 前に終わったので試合時間は1時間30分、いかないくらいかな。公式の試合なので Apple Watch はつけられない。どれくらいまで心拍数が上がったのかは不明。

3-5
4-1
5-7(tie break)

負けて命拾いをした。

12:30 くらいには心拍数が100を切っているから暑さはあったけど、心臓にはそれほど負担をかけていなかったようだ。走らなかったからね。

テニススクールもいく

7/9 のテニススクールではこりゃあかんテニスにならないと思ったけど、翌週の 7/16 はやっと走れるかな程度まで回復した。

7/28 にレッスンを受けたときには心拍数が 210 まで跳ね上がりびっくりした。でも身体的にはきつくない。次の日のプライベートのテニスでは15:00 からテニスコートは日陰で 35 度くらいになってたけど、まぁ心拍数も 182 まで抑えて、これくらいだと全然きつくない。むしろ物足りないくらいの感じ。

7/30 のレッスンでは再び心拍数が 210 まで跳ね上がるも、やはり身体的にはきつくなく、7/31 のレッスンではそこそこヒットしても心拍数が184 に抑えられた。この程度だと身体的にきつくない。

以前は心拍数が180を越すとものすごい負荷でとても立ってられなかったけど、今の心拍数180はカウントが多いだけで、体全体に負荷がかかっているわけではなさそう。感じとしては、いままでの 140〜150 程度。すぐに回復するし。

心拍数が上がりすぎるのは問題だけど、180 以内ならさほどの負荷にはなっていないということでしょう。

最初の一週間は酸欠ぎみ

最初の1週間はきつくて一瞬良くなるけど、すぐに頭痛くなったり気分悪くなったりしていた。多分酸欠だったのだと思う。7/17 はやっぱり調子悪いという記録が残っている。7/18 にテニスをやったころから調子が戻ってきて、深呼吸したりすると調子が復活することに気がついた。

後、頭を下げると調子が回復するので、本当に最初の一週間は酸欠だったのでしょう。

ところが、今はなれてしまって、肺の付近に違和感があるものの日常生活も運動も基本的に大丈夫。競技テニスをしなければ運動程度なら全然大丈夫。

酸欠だと生活の質が保てない

基本的に酸欠だと頭が痛いし、1時間おきに横にならなければならない状態だったので、QoL が保てない状態だった。何もやることが出来ない。

運良く、現時点では日常生活が問題なくなったが、QoL が保てない毎日だとかなり精神的によろしくない。

健康がいかに大事かということを痛感した。

と書くと非常に軽い感じだ。実際は、まず、何も出来ない、将来が不安、とりあえずどんな病気かをウェブでチェック。これをぐるぐるまわって仕事も出来ずに一週間が経過した。

緊急に対応が必要な病気ではないことがわかっていても、心臓だけに非常に心配。夜寝るときもちゃんと朝起きてくれよ〜と願いながら寝るという日々だった。

いまでは感情が摩耗してそんなに心配ではなくなった。

医者は「心房細動によって寿命が縮まるというデータはない」といいつつ「脳梗塞の殆どのケースで心房細動が見つかる」「心房細動が起因の脳梗塞は血栓が大きく重症化しがち」ともいう。どっちなんだ!!重症化の意味は調べると予後の平均寿命が1年半くらい。だめじゃん。

薬をもらう

血栓ができにくくなるように血液サラサラの薬を飲む。これを飲むと怪我すると血が止まらなくなるようだ。歯医者に行けないじゃん。

ついでにもう一つの薬がカルシウムの電気系統の伝達を阻害する薬。これを飲むと雑音源の電気をシャットアウトできる可能性がある。なので、へたにサプリでカルシウムとかマグネシウムとか取っちゃだめ。という結論に達した。

いまのところ効いているのか効いていないのかさっぱりわからない。多少は効果あるんだろうね。

Apple Watch の心拍変動は 200msec を超えたままなので治っていないことは確実。後、通常の脈拍が少なくなってしまった。これもいいとは言えない。50 切ることがあるから。そして、運動時の脈拍の上乗せ。これが現状では一番困る。テニスが出来ないじゃん。

QoL とはなにか

普通に暮らしていけているんだからいいではないか?という意見もあるかと思うがQoL とは人によって違うので一概に「テニスやめろ」とかは言えない。危険を犯してまでやるというのはどうかと思うが、それは命に関わるからであって、QoL という意味では、その人が必要だと思うなら、他人からみてどれだけ些細なことであっても、やはりそれは尊重されるべきなのだ。

急に今まで出来ることができなくなるとやはり辛い。

私のケースはだいぶ良くなってきたので、後は、冷静に医者と話をすればいいというだけの話だ。しかし、そうではなくて、、それを四六時中強いられてしまっている人、すなわち周辺化されてしまっている人はそれだけでディスアドバンテージを抱えてしまっていると思う。